空間除菌を行うとされる商品について、「合理的な根拠が無い」と消費者庁から商品のパッケージについて修正するように措置命令が出されました。
過去に「クレベリン」でも根拠が無いと同じように措置命令が出されて話題になりましたが、そもそも空間除菌とは何をするものなのか、効果は本当にあるのか、怒られた理由について調べました。
他にも調べたことをまとめています。
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そもそも空間除菌とは
空間除菌というのは、部屋の中にいる空気中のウイルスや病原菌を、二酸化塩素を拡散させることで殺菌することを指します。
要は置いておくだけで二酸化塩素が部屋に撒かれてウイルス対策になりますよ、という触れ込みで販売されておりますが、実際に効果はあるのか、下に続きます。
確かに病原菌に対して効果はあるのだが・・・
この手の商品に含まれているとされる二酸化塩素などは、確かに細菌や微生物に対して有効ではあります。
ただ二酸化塩素などの成分は基本的には毒性があるもので、眼や喉に入ると喘息などを引き起こす原因となってしまいます。
しかも効果があると確認できたのは、試験管の中などの密閉された限られた狭い空間においてなので、ドアの開け閉めがあったりする建物の中で効果があるとは確認されておりません。
なぜ消費者庁から景品表示法違反(優良誤認)とされたのか?
仮に二酸化塩素が細菌や微生物に効果があるほど散布される商品であるのなら、人体に有害な影響が出てしまう可能性があります。
今まで販売されてきた中で、有害な影響が出たという報告が大量に出た訳でもありません。
仮に商品に記載するとしたら、「密閉された空間で使う分には効果があるかもよ」という表示にする必要があります。
つまり、日常的に生活している空間において効果があるとは言えない商品だから表示を修正してね、と今回の措置になってしまいました。
一番有効な除菌方法は定期的な換気
科学的観点から言うと、結局一番有効なのは換気だそうです。
閉ざされた空間で加湿器などを付けていると、ウイルスや細菌が過ごしやすい環境をつくってしまうことがあるため、換気を行うことでウイルスや最近を追い出してしまうのが、最も有効な除菌ということなります。
まとめ
以上、空間除菌についてでした。
全く効果が無いということでも無いそうなのですが、結局は換気することが一番だということで、意識的に換気する様に心がけましょう!