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実はデマ!度々炎上する「味の素が身体に悪い」という噂の真相

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度々エックス(旧Twitter)で炎上騒ぎになっている「味の素」(うま味調味料)ですが、本当に身体に悪いのでしょうか?

料理研究家のリュウジさんの投稿が定期的にニュースでも取り上げられていて、個人的にも気になったので、騒ぎになる背景や原因などを調べてみました。

そもそも「味の素」が身体に悪いという科学的根拠は無い

そもそも味の素はなんなのか、どうやって作られているかを解説します。

 

味の素を構成する成分は「グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、ナトリウム」となっており、様々な自然の食物や植物に当たり前に入っている物質です。

肉や魚、野菜にも普通に含まれている物質です。

肉や魚の身は熟成させると、上記の物質の他にアミノ酸が増すことで、美味しさが増すということで注目されています。

なので「味の素が身体に悪い」のであれば、これらの物質がほとんどの食べ物に含まれているため、「ありとあらゆる食べ物全てが身体に悪い」ということになっていまいます。

(入ってないのって、水くらい・・・?)

よって、味の素が体に悪いということはありません。

 

「亡くなった母は「味の素」を使っていた。うまみ調味料は体に悪いものだと知って欲しい」

とTwitterで言っている人も居ましたが、年齢を聞いてみると89歳とのことで、それって味の素が原因ではないのでは・・・?と思ってしまいますね。

「味の素」の原料はさとうきび

じゃあ「味の素」という製品自体は本当に安全なの?

という疑問を持つ人も居るかもしれません。

こちらについては製造元の「味の素株式会社」でも発表されていますが、原料となっているのは「さとうきび」です。

細かい製造工程は省きますが、簡単に言うとサトウキビを発酵させて「うま味成分(グルタミン酸)」を抽出し、それを粉にしています。

元々がサトウキビなので、変なものを原料にしている訳では無く、変なものを入れている訳でもありません。

騒がれる様になった発端「中華料理症候群」を知る世代から、次の世代へ伝わるデマ

そもそもなぜ「味の素は身体に悪い」というデマが広まるようになったのか?

発端となったのは「中華料理症候群」と言われています。

 

1960年代にアメリカの中華料理店でうま味調味料、つまり味の素が広く使われていたのですが、ここで事件が起こります。

中華料理店で食事をした人が、一時的な眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れ、軽度の背中の無感覚などの各症状が見られた、ということが起こりました。

この時にアメリカの人々は、「流行り始めた味の素が原因だ!」と、特に根拠も無く言い始めてしまい、そのまま日本にも伝わってしまいました。

 

科学的にも様々な検証が行われましたが、味の素によって上記の症状が引き起こされることは無く、

「味の素が身体に悪いとされる科学的根拠は見られない」

という結論付けがされました。

ただ当時はインターネットも無く、人から人へ噂が伝わっていってしまっていたため、この様なデマが広がることになりました。

当時の事件を知っていて、盲目的にデマを信じてしまっていた世代の方が子供や孫にそのままデマを伝えて・・・ということで現在のデマにつながっています。

(事実、ネットやTwitterでは「味の素が身体に悪いと聞いた、言われてきた」という表現が目立ちます)

まとめ~どんなものでも食べ過ぎ、飲み過ぎは身体に悪い~

以上、「味の素が身体に悪いというのは結局はデマ」だというのが少し調べれば分かる、ということでした。

 

上記の事件では症状が出てはいますが、個人的には中華料理(辛い物?)を単純に食べ過ぎて出たんじゃないの?とは思っています。。。

「味の素をかけて食べたら舌がピリピリした」という人も居ましたが、そりゃあナトリウムが入っているからしょっぱいのは当たり前だし、かけ過ぎれば味の素以外でも毒にもなります。

難癖つけて味の素を悪者にして過剰反応している方もいますが、どんな食べ物・飲み物でも取り過ぎは身体にとって毒です。(「水中毒」もあるくらいなのですから)

 

もし「味の素」について不安に思っている方は、使い過ぎだけには気を付けて、安心してご利用ください。

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