昨今では節分といえば「豆まき」というより、「恵方巻」の方がよく目にします。
スーパーや企業からすると恵方巻を売った方が利益が出るからなのでしょうが、一方で「恵方巻離れ」というワードも出ております。
そこで今回はその背景などを調べてみました。
そもそも恵方巻とは?
諸説ありますが大阪、関西圏が起源と言われており、「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」を切り分けずに恵方の方角を向いて食べる独自の風習・食文化でした。
まだ恵方巻が全国的に広まっていないころに、広島県の一部でセブンイレブンが「恵方巻」と名付けて売り出したことで、次第に普及していきました。
恵方巻離れの声
今ではスーパーやコンビニなど、節分が近づいてくると当たり前に販売予告や予約受付の宣伝がされていますが、最近では「恵方巻離れ」の声が出てくるようになりました。
なぜそのような声が出る様になったのか、ネットの声を見てみました。
もともと恵方巻に馴染みが無い
- 関東育ちでそもそも節分に恵方巻を食べる風習が無い。ブームとして受け止めてなんとなく買ってはいたけど、ふと考えたら別に歴史や由来もわかっていないから、食べなきゃいけないもではない気がしてきて、わざわざ買わなくてもいいなとなった。
- 縁起物でも高いと感じる。普通のものでも1000円くらい、具が海鮮やグレードの高い牛肉を使っていると3000円するものもあるし、不要だと感じた。
- ある程度ウケたのは全国のお母さんが1食分サボれるからだろうな。
起源が関西圏ということもあり、他の地方では昔からやっている訳ではないので、「なんでコレなの?」という疑問も出てきてしまうのでしょうね。
昔から当たり前のようにやっていれば、疑問も出てこないのかもしれませんが。。。
丸ごと1本無言で丸かじりが無理
- そもそも何も話さずに1本丸かじりが無理。本来は具材も七福神にちなんだものじゃないといけないのに、売ってる恵方巻は全然関係ない具材でご利益も無いし…。
- (室内などで)何も無いところを向いて見て食べるのがマジで無理。
- 無言で盛り上がらず微妙な空気が10分くらい続くとかもはや苦痛。
仮に小さいサイズの恵方巻だとしても、福を逃がさないように無言で食べるのがキツいという声が目立ちました。
本来であれば具材も指定されているものなので、スーパーで売り出しているのが只々豪華なだけ、っていうのも原因の一つになっていますね。
企業、スーパー、コンビニの競争で食品ロスを助長している
- スーパーやコンビニでバイトしていた時に「ノルマ」が設定されていて、売れ残ったのが大量に廃棄されていたのがトラウマになっている。
- SDGsをうたう企業が率先して恵方巻を売りだして食品ロスを生み出しているのが矛盾している。
- 深夜には凄く安くなっているが、そこまでして買って食べる気になれない。
中では働いたことでトラウマになってしまっている人も居ますね。
今では予約制で受注生産としているところは増えていますが、大手のスーパーだとまだまだ売れ残ったのは廃棄しているみたいですね。
私の近所の24時間スーパーやコンビニでも、たまに売れ残って半額で売られてますね。。。
まとめ
そもそも馴染みが無いというのと、スーパーなどの企業の戦略で売ってるだけと言っている声も多かったですね。
流行りやブームに乗って恵方巻を食べるのもいいですが、たまには豆まき、豆まきが嫌という人は「福茶」にして飲んでみるのはいかがでしょうか。
※福茶とは、お茶に豆、昆布、梅、山椒を加えて煎じたお茶になります。