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元々は主婦のアニメ制作教室だった「京都アニメーション」の歴史、京アニ事件後の現在

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放火事件により大きな被害者、死者を出してしまった京都アニメーション(京アニ事件)。

2024年01月25日、犯人の青葉被告に死刑判決が言い渡され、一旦は事件の決着がつくことになりました。

 

そんな再建中の京都アニメーションですが、元々は主婦向けのアニメ制作教室が始まりでした。

京都アニメーションの成り立ちや、代表作を解説します。

創業者は手塚治虫に師事した「八田陽子」さん

八田陽子さん(旧姓:杉山)は高校卒業後、アニメーターの実兄「杉山卓」さんの紹介で手塚治虫さんに師事することになり、仕上げの経験を積ませてもらっていました。

転職後に京都に移住し、八田英明さんと結婚して宇治市で3人の子どもを育てていました。

あの「漫画の神様」と呼ばれている手塚治虫さんを師匠としていたのですから、創業者の方もスゴイ人なんだと思いますね・・・!

近所の主婦に請われて「アニメ制作塾」を開始

子育ての傍ら、近所の主婦の方々に元々アニメの仕事をしていたということもあり、アニメ制作の塾を開いておりました。

その後、アニメータの実兄の人脈などを駆使して、塾の生徒の主婦の方々とアニメの仕上げの仕事を行うようになっていきました。

請け負っていたのが「タツノコプロ」「サンライズ」など、今ではアニメ制作大手中の大手の会社だったので、塾なのに凄い仕事をしていたみたいです。

「京都アニメスタジオ」から「京都アニメーション」へ

当初は「京都アニメスタジオ」と名乗っていましたが、夫の八田英明さんを社長に据えて、「京都アニメーション」を会社として設立しました。

その後はアニメだけではなくゲームのパッケージデザインなども行いつつ、スタジオジブリの「紅の豚」「魔女の宅急便」の制作にも参加しています。

アニメ制作側からの評判もかなり良かったため、この頃から仕事の依頼が絶えず、発注元が京都アニメーションに依頼するためにスケジュール調整を行うほどでした。

数々の文庫作品を中心にアニメ化、社会現象にも

元となる文庫やゲームから高い人気を誇る「フルメタルパニック!?ふもっふ」や、「AIR」「Kanon」「CLANAD」をアニメ化し、その圧倒的なクオリティで視聴者側にも「京都アニメーション」という名がブランドとして確立していきました。

なかでも「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」は社会現象を巻き起こし、動画サイトでも「踊ってみた」などで大流行しました。

京都アニメーション放火事件

素晴らしい歴史に残るアニメ作品を数々作り出していく中、2019年07月18日に悲劇が怒ります。

京都アニメーション放火殺人事件が発生し、第1スタジオは全焼、社員36人が死亡、33人が重軽傷が出てしまいました。(京アニ放火殺人事件)

放火を行った青葉真司被告は2024年01月25日にて、死刑判決が言い渡されています。

犯行動機は「自分の作品が盗作された」と思い込んで頭にきたというもので、実際には盗作された事実は確認できませんでした。要は、逆恨みによる犯行でした。

事件後の現在

事件前に完成していた「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」の外伝作品は予定通り公開されましたが、劇場版は公開延期、「劇場版 Free!」も制作が延期された後、両作品とも公開されています。

現在は新入社員、復帰した社員も加わり、事件前より社員数が多くなり190人程となっています。

2021年からアニメ制作も再開されています。

また素晴らしい作品を世の中に出してくれることを期待しつつ、事件の犠牲者の方には謹んで哀悼の意を表します。

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