ニコニコ動画は、2024年6月8日から大規模なサイバー攻撃を受けており、その結果、配信が停止されている状況が続いています。
サービスの復旧には時間がかかるとのことで、少なくとも16日間以上の配信中止が見込まれています。安全を確保するために、サイバー攻撃の影響を完全に排除するための対策が進められています。
本記事では、ニコニコ動画が受けたサイバー攻撃の種類や影響について解説します。
これまで受けたサイバー攻撃の種類
サイバー攻撃種類
2011年や2015年にDoS攻撃やDDoS攻撃を受けました。サーバーに対してリソースを過負荷にさせることでシステムの応答性を低下させる攻撃です。この時はニコニコへのアクセスが一時的に困難になることがありました。
2018年、2021年には他サイトから流出したアカウント情報が利用され、ユーザのアカウントに不正アクセスが行われる事件もありました。
今回の2024年のサイバー攻撃は大量の不正アクセスとなり、ニコニコ動画関連のサイトが軒並みアクセス不能な状態にされています。
対応策
復旧作業と並行して攻撃の経路および情報漏洩の可能性を調査中です。
クレジットカード情報の漏洩はないとされています。
外部専門家や警察などと協力して調査を継続しています。
今までもサイバー攻撃は受けたことはありましたが、今回は大量の不正アクセスを受けたことにより、サーバにアクセスできない状態となっています。
サイバー攻撃による影響を受けたサイトは?
KADOKAWAグループの複数のウェブサイトが影響を受けています。具体的には、以下のサービスが停止しています。
- ニコニコ動画
- ニコニコ生放送
- ニコニコチャンネル
- エビテン(ebten)などの関連サービス
これらのサービスは、大規模なサイバー攻撃による不正アクセスから保護するために一時的に停止されています。復旧作業と並行して、攻撃の経路や情報漏洩の可能性を調査中です。
まとめ
ニコニコ動画は、2024年6月8日に大規模なサイバー攻撃を受け、配信が停止されています。攻撃手法にはDoS/DDoS、フィッシング、ランサムウェアが含まれ、KADOKAWAグループの複数のウェブサイトも影響を受けています。
復旧作業と情報漏洩の調査が進行中で、クレジットカード情報の漏洩はないとされています。詳細はニコニコ動画の公式発表や関連ニュースをご確認ください。